海援隊(かいえんたい)
の創始者、
坂本龍馬が目指したものは、「自由な組織で身分も出身も関係なく、海外で仕事をしたい志あるものは、どの藩出身でも入隊できる」ことだった。もともとは
坂本龍馬が海運業を行うために長崎で閉鎖された神戸海軍操練所の仲間と亀山社中を結成したことから始まる。亀山社中の軍艦ユニオン号は長州藩がイギリスのグラバー商会から買った軍艦だが、龍馬率いる、亀山社中で使うことが許されていた。1867年に軍艦ユニオン号を長州藩に返却すると、亀山社中に船がなくなってしまったが、土佐藩の援助を受けることができて名前を改め「
海援隊」に改名した。