長州ファイブ(ちょうしゅうふぁいぶ)
長州五傑(ちょうしゅうごけつ)・
長州ファイブ・マセソンボーイズと呼ばれ、1863年に長州藩からイギリスに秘密留学した、5人の長州藩士のことである。長州藩士の周布 政之助(すふ まさのすけ)の許可を得て、横浜港から、英国のマセソン社所有のチェルスウィック号にてイギリスへ出船した。
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井上聞多(いのうえ ぶんた) 後の、
井上馨(いのうえ かおる)
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遠藤謹助(えんどう きんすけ)
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山尾庸三(やまお ようぞう)
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伊藤俊輔(いとう しゅんすけ)後の、
伊藤博文(いとう ひろぶみ)
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野村弥吉(のむら やきち)後の、
井上勝(いのうえ まさる)
混乱する
幕末期に、未来の日本のため命をかけて「生きたる機械」となることを誓った若者5人のイギリス秘密留学を斡旋したのは「死の商人」で知られるトーマス・グラバーであるが、莫大な留学費用は(5人の留学費用は現在の価値で10億円以上) トーマス・グラバーが勤めるロスチャイルド家の系列会社マセソン商会の社長、ヒュー・マセソンが大部分を負担したといわれている。 イギリスに着いた5人はウィリアム博士のもとで暮らし勉強に励んだ。